三浦中央医院は全ての患者様を受け入れていますので、どのような患者様であっても原則受診して頂いて構いません。
横須賀市南部及び三浦市の糖尿病、甲状腺の患者様は、近隣に専門医がいないことから、可能な限り当院への受診をお勧めします。
健康診断の結果などで受診を迷われている患者様は、以下の基準を参考にして当院の受診を検討して下さい。
HbA1cは6.0%以上で境界型、6.5%以上で糖尿病の診断となり、定期受診が必要です。HbA1c 7.0%以上は中等症、HbA1c 8.0%以上は重症と評価されます。糖尿病の患者様は可能な限り専門医を受診して下さい。
空腹時血糖は110mg/dL以上で境界型、126mg/dL以上で糖尿病の診断となり、定期受診が必要です。また70mg/dL以下は低血糖になりますので、必要な場合は受診を検討して下さい。
食後血糖は140mg/dL以上で境界型、200mg/dL以上で糖尿病の診断となり、定期受診が必要です。また70mg/dL以下は低血糖になりますので、必要な場合は受診を検討して下さい。
高血圧ガイドラインの改訂に伴い、収縮期血圧120-129mmHgは3-6ヶ月ごと、130-139mmHgは1-3ヶ月ごと、140mmHg以上は1ヶ月ごとの受診が推奨されるようになりましたので、収縮期血圧120mmHg以上の患者様は当院までご相談下さい。
安静時の脈拍100bpm以上の場合は心電図を行い、必要に応じて心エコーの検査を追加します。40bpm以下、140bpm以上の場合は生命に関わる可能性があるため、速やかに受診して下さい。
LDLコレステロールは140mg/dL以上で脂質異常症の診断となり、定期受診が必要です。180mg/dLの場合は家族性高コレステロール血症の可能性があり、動脈硬化の検査が必要となります。
中性脂肪は150mg/dL以上で脂質異常症の診断となり、定期受診が必要です。400mg/dL以上で薬を検討しますが、中性脂肪は生活習慣の影響を大きく受けるため、基本的には栄養指導が主体の治療となります。
BMI = 体重 ÷ 身長 (m) ÷身長 (m) で計算され、18.5kg/m2未満で痩せ、25.0kg/m2で肥満となります。病状によっては体重を減らす薬剤が使用できることがありますので、減量を希望される方は受診して下さい。
eGFRは腎機能を示す重要な指標であり、eGFR 60-90ml/minで尿蛋白陽性の場合、eGFR 60ml/min以下の場合は腎機能低下の診断となり、定期受診が必要です。三浦市ではeGFRを算出している医療機関は少ないようです。
カリウムは致死的不整脈の原因となるため、注意が必要です。カリウムが3.5-5.0mEq/Lの範囲にない場合は定期受診が必要です。3.0mEq/L以下、 6.0mEq/L以上の場合は速やかに受診して下さい。